【水泳の上達速度アップ】コーチが見ているフォームチェックの見るべきポイントを教えます!!

その他ポイント
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こんにちはコン助です!!

スイマー
スイマー
早く上達するために
世界水泳や泳ぎが上手な人の泳ぎを見て
参考にしたいけど
どこを見たらいいかわからないんだ。
コン助
コン助
泳ぎのどこを見たらいいのか
見るべきポイントを教えるよ!!
コーチや選手は泳ぎを見るだけで
どこが良くてどこが改善ポイントなのか
すぐわかるんだ。
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【この記事でわかること】

・フォームチェックの見るべきポイント
・より早く上達する方法
のべ600人の生徒を指導して来ました。
コーチをしていると
指導している生徒もテレビ中継で泳いでいる選手も
泳ぎを見るだけで「ここがよかった」
「ここはもう少し」とすぐにわかります。
オリンピックなどで知らないスポーツを見ると
解説されても何が凄くて何がダメだったのか
全くわかりませんよね?
水泳も見るべきポイントを知らないと
全て同じに見えて何が良くて何が悪いのかわかりませんね。
それではせっかく見ているのにもったいないので
タイムや順位だけでなく泳ぎも見て学べるようにしましょう。

【フォームチェックの見るべきポイント】

①リアクションの速さ
スタートの速さを確認しましょう。
「take your mark」→「パン」
の合図で飛び込みます。
「take your mark」は「よーい」です。
「パン」は「ドン」です。
最近は電子のスタートピストルを使うので
「ドン」というより「パン」という音です。
「パン」となってから動き始めるまでを
リアクションタイムといいます。
0.3秒が平均です。
0.3秒より速ければリアクションが良いと言えます。
これより遅いと改善が必要になります。
リアクションタイムはスタートした直後
電光掲示板に記載されます。
テレビでは映らされないのが残念です。

 

②飛び込みの深さ
飛び込んだ後の入水の深さを確認しましょう。
プールの深さの半分より深く潜ると潜り過ぎです。
角度をつけても塗れば一気に深く潜りますし
角度をつけて浮き上がれば急角度で浮き上がります。
極端な話し垂直に潜って垂直に浮き上がれば
進んだ距離は0ですので意味がありません。
できるだけなだらかに浮き上がろうとすると
深く潜れば浮き上がりまで時間がかかります。
15mしか潜水はできないルールですから
もしそれまでに浮き上がっていなければ
急浮上しなければならず
15m過ぎてしまったら失格になります。

 

潜る位置は飛び込んだスピードを活かし
スムーズに浮き上がりスイムにつなげる
大切なポイントです。
どんなプールでも水面から飛び込んで潜った
深さは同じにする必要があります。
テレビ中継では飛び込んだ瞬間
水中カメラに切り替わるので
1番深く潜っている選手に着目してみましょう。
その人が浮き上がった時
他の選手とどのくらい差があるか確認してください。
失敗して深く潜ってしまった場合
当然遅れが出るはずです。

 

③浮き上がりのスムーズさ
浮き上がった瞬間の進み具合を確認しましょう。
浮き上がった時に周囲に抜かれるようでは
浮き上がりがスムーズに行ってない証拠になります。
水泳がトップスピードになるのは
飛び込みとターン直後です。
ココを殺してしまうような浮き上がりは
本当にもったいないです。
止まって浮き上がった状態で泳ぎ始めると
スピードに乗るまでとても時間も労力もかかりますので
トップスピードを維持したままスイムに移行することがとても大切です。

 

④頭の位置と動き
水泳において頭の動きは本当に重要です。
頭が動くと体もブレますし
頭が上がれば脚は沈みます。
どの種目でも頭が左右に動いていないか確認しましょう。
背泳ぎ以外は頭を水に入れる際は
真下を向くまで(頭のてっぺんが水面に来るまで)入れるのが大切です。
背泳ぎにおいては頭がてっぺんでも
後頭部でも問題ありません。

 

頭の動きは呼吸も関係します。
クロールの場合真横までの呼吸で
斜め上や真上まで顔を上げてはいけません。
バタフライと平泳ぎは前を向いて呼吸をしますが
真正面を向く必要はありません。
少し顎を引いて顔の向き的には
斜め下を向いているくらいがベストです。
頭を入水するまで時間がかかり
頭の遅れにつながります。

 

⑤プルの入水位置
どの位置に入水しているか確認しましょう。
クロールと背泳ぎは
基本的に肩からまっすぐの位置に入水します。
平泳ぎは胸の前から突き刺すように入水するので入水位置は肩より内側になります。
バタフライは肩幅か肩幅より少し外側から入水されます。

 

クロールでいうと
入水の位置が内側過ぎると
手先から矢印が伸びてると考えると
右手は斜め左に矢印が伸びてる
左手は斜め右に矢印が伸びて
交差するように泳いでしまいます。
これは体のブレにも繋がります。
反対に入水位置が外側過ぎると
かける水の量が減ってしまうので
進みが少なくなってしまいます。
また、あまりに外側過ぎれば体がブレてしまいます。

 

⑥体の動かし方
上体がどう動いているか確認しましょう。
クロールや背泳ぎは
頭から腰までローリングはするものの
軸はしっかりして動きません。
バタフライと平泳ぎはうねりのように
上下の動きが上体で起きます。
バタフライも平泳ぎも執拗に上体を上げる必要はありません。
斜め上に上がるイメージで上体を起こしましょう。
背筋がある人はわざと大きく体を起こして
その反動で勢いよく進む人もいますが
これを意図した選手以外はロスタイムになるだけなのでやめておきましょう。

 

⑦癖はないか
見るからに変わった泳ぎをしていないか確認しましょう。
ルール違反をしていなければ
どんな泳ぎでもスピードがあればそれに越したことはありませんが
癖のある泳ぎをするトップスイマーは
理由があって変わった泳ぎをしています。
例えばクロールは左右同じテンポで
腕を回すのが理想ですが
「・・・右左」「・・・右左」
とかいてる時間を長くして
左右の入水のは短いスパンで泳ぐこともあります。
これはプルの勢いと体の反動も利用した泳ぎです。
とても癖のある泳ぎですが腕力のあるパワー系の選手には向いた泳法です。
しかし、一般の人は癖が目立つ分
スピードの邪魔をしているのがほとんどですので
「変わった泳ぎだな。」と思ったら
大幅な改善の余地ありです。

 

⑧ラストの体力の有無
ラストにスピードダウンや泳ぎに乱れがないか確認しましょう。
ほとんどの選手がラストスパートをかけたり
先行型でも最後まで大きく減速することなくフィニッシュします。
しかし体力がないとラストスパートをかけたつもりが途中で減速してしまったり
最後に一気に抜かれて逃げきれないということがあります。
必死に泳ぐあまり体がブレブレになることもあります。
ラストスパートをかけた時最後までそのスピードを維持して泳げているか確認しましょう。
50mなど最初から全力で泳ぐ種目は
最初から最後までフルスピードで泳げているか
確認してください。

 

コン助
コン助
テレビで録画している場合は
一気に確認すると何が何だかわからなくなるので
1つずつ確認し巻き戻して
次のチェックポイントを確認して
また巻き戻してを繰り返そう。
1人の選手ごとに見ていくのもいいね!

 

 

【より早く上達する方法】

自分の泳ぎを自分で見る!!

 

速い泳ぎ方、キレイな泳ぎ方がわかっても
自分との違いがわからなければ
改善がうまくできません。
できれば自分の泳ぎを動画で撮影し確認するようにしましょう。
市民プールでは撮影禁止がほとんどなのでなかなか難しいですが
スイミングスクールの見学会や
コーチに事情を話し他の人が映らない状況であれば許可されることがあります。
1番は市民大会でも何らかの大会に出場し
撮影許可を得て撮影することがベストです。

 

第三者に「頭が上がってるよ」と言われても
どのくらい上がっているか
泳いでいる本人はわからないもので
仮に頭を沈めたとしても十分なのか
沈め過ぎなのかもわかりません。
自分の泳ぎとうまい人の泳ぎを比較することが改善の近道です。

 

 

【フォームチェックの見るべきポイントまとめ】

①リアクションの速さ
②飛び込みの深さ
③浮き上がりのスムーズさ
④頭の位置と動き
⑤プルの入水位置
⑥体の動かし方
⑦癖はないか
⑧ラストの体力の有無

 

上手な泳ぎや無駄な動きがないか見るには
ポイントがあります。
これら8つのポイントに注意して
上手な選手の泳ぎをチェックしましょう。
確認できたら自分とはどう違うのか
比較するようにしましょう!!



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