こんにちはコン助です！！
背泳ぎのスタートがうまくできなくて
全然スタートダッシュできないんだ。
そのまま潜ってスタートした方が
いいくらい。。。
背泳ぎのスタートのコツと
注意点を教えるよ。
なんとなくカタチにしてるだけに
なりがちな背泳ぎのスタートを
しっかり泳ぎに繋げて
タイムを縮めるようにしよう！！
【この記事でわかること】
・背泳ぎのスタートのコツ
・背泳ぎのスタートの注意点
のべ600人の生徒を指導してきました。
背泳ぎのクラスではスタートも教えますし
マスターズや上のクラスでは
もっと選手用のスタートを指導します。
僕は個メの選手ではあったものの
メドレーリレーでは背泳ぎを泳ぐことが多く
スタートがとても重要で頻繁に練習に取り入れていました。
背泳ぎのスタートはできる人は
なんとなくやってしまいがちで
できない人は背中で水を押し返すように
大きなタイムロスになります。
1秒以上影響があるのでしっかりマスターしましょう。
【背泳ぎのスタートのコツ】
①足のセット位置
プールの壁のどの位置に足をセットするかは
爆発的なダッシュを生むためにとても重要です。
脚の長さや腰、背中にどのくらいの柔軟性があるかでも変わりますが
おおよそ水面から足の指先から
土踏まずあたりが出るくらいの位置がベストです。
僕が子供の頃は指先は水面から
出てはいけないルールだったんだ。
これだと腕が短い人はかなり不利だったんだ。
背泳ぎのスタートは体を蹴り飛ばすくらい
強い脚力と抵抗を限りなく減らし
スマートに入水するための柔軟な腰と背中が必要です。
壁にセットする足の位置が高ければ
深く潜り過ぎたり落下することになるので
思ったより早い入水になります。
セットする足の位置が低ければ
壁を蹴る力が弱くなりやすく遠くに飛びません。
また、低い位置からだともっと腰をしっかり反らせないと
指先からキレイに入水できず
背中から水面に倒れ込むカタチになります。
はじめは水面から指先が少し出る位置に足をセットし
上下セットする位置を変えて
自分が1番脚に力が入る場所を探しましょう！！
②キレイなアーチを作る
どの種目もスタートは一瞬です。
この一瞬に間に合うよう腰と背中を反らせなければ
入水に間に合わず背中から倒れ込むことになります。
スタート台から手を離すと同時に
全力で腰と背中を反らせましょう。
全力で反らせて間に合うくらいです。
そうすることで足から指先まで
キレイな放物線を描くようにアーチができあがります。
腰と背中を痛めないように
ストレッチはしっかりしてからトライしよう。
背泳ぎのスタートに慣れてない人は
スタート時点でキレイなアーチを描けず
入水が浅くバサロキックをやり切る前に浮上したり
潜ることすらできなかったりするでしょう。
③ストリームライン必須
入水する時は両手を頭の後ろで組む
ストリームラインを必ず組みましょう。
手が離れていると大きなストッパーとなり
うまく潜れせんし進みません。
また、ストリームラインを組んでるつもりでも
親指でしっかりロックできていないと
入水の勢いで手が離れてしまいます。
手の甲に乗せた方の親指を小指側面に引っ掛け
完全にロックしてください。
スタート台から手が離れると同時に
速やかに両手を頭の後ろに持ってくる必要があるので
肩の柔軟性も必要になって来ます。
スタート台の握る位置は
正面やサイドなど人よって違います。
どちらも変わりませんので
やりやすい方を選びましょう！！
【背泳ぎのスタートの注意点】
①壁の滑りやすさ
もっとも恐怖なのが滑りやすい壁かどうかです。
ザラザラしていたりタッチパネルがボコボコしていれば滑り止めになり
思いっきり蹴り飛ばすことができます。
しかし、ツルツルした壁や古いタッチパネルなどは滑りやすく
スタートした瞬間足が滑ってプールにずり落ちるだけになる
ということもよくあります。
足が滑ってスタートに失敗すると
止まった状態からスタートするのと同じですから
挽回はほぼ不可能です。
もし滑りやすい壁の時は足を高い位置にセットし
後ろに倒れることに重きを置きましょう。
また、足を揃えず上下にずらすことで
滑りを和らげることができます。
足をずらす場合は両足を内股気味にするか
上の足だけを内股にすると力が入りやすいです。
②潜り過ぎ
高すぎる位置からの入水や
腰が柔らかすぎるて過度に反ると
直角ぐらいに入水し深く潜ってしまうことがあります。
前に進まなければならないのに下に潜っては意味がありません。
また、深い位置からのバサロキックは
浮上まで15m超えてしまい失格になったり
早く浮上しなければと焦って急浮上してしまったりします。
スタートからスイムまでの移行をスムーズに行うことで
スタートのスピードを活かしてスイムに繋げることができます。
飛び込まずスタートする時と
同じくらいに潜れるとベストだね！！
③ゴーグルのゆるみ
忘れては行けないのが
ゴーグルのゆるみです。
背泳ぎのスタートは飛び込まないから
ゴーグルは外れないし大丈夫と安心しないでください！！
一瞬で反り返って水面に突っ込むので
当たりどころが悪いとゴーグルはズレます。
そして背泳ぎの怖いところは
ズレたゴーグルに水が入れば
仰向けで泳いでいるため
ゴーグルに溜まった水が目にガンガン入ります。
他の種目は下を向いてるから
少しの水なら耐えられるけどね。
また、（女性は大丈夫ですが）
レース用の水着はかなりきついので
脱げることはありませんが
使い込んでゆるくなった水着や
練習用の水着などはゆるい作りのため
しっかり紐で縛っていないと
スタートした瞬間水着の前側がガバっと開いてしまいます。
一度ゆるんだ水着はスピードを出しにくく
ターンも思いっきり壁を蹴ることができません。
【背泳ぎのスタートのコツと注意点まとめ】
〈コツ〉
①足のセット位置
②キレイなアーチを作る
③ストリームライン必須
〈注意点〉
①壁の滑りやすさ
②潜り過ぎ
③ゴーグルのゆるみ
スタートは1秒2秒変わってくる
一瞬なのにインパクト大な瞬間です。
ミスは命取りですので
練習を重ねていつも同じ深さに潜り
いつも同じタイミングで浮上できるようにしましょう！！
くれぐれも飛び込まないからと
油断するのは禁物ですよ！！
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