【ドリル】全種目共通！！ピッチを上げる方法！！

こんにちはコン助です！！

【この記事でわかること】

・ピッチを上げるドリル<ヘッドアップ>

・クロールのヘッドアップ

・背泳ぎのヘッドアップ

・平泳ぎのヘッドアップ

・バタフライのヘッドアップ

【ピッチを上げるドリル<ヘッドアップ>】

<概要>

ヘッドアップは名前の通り常時、水面から頭を出して泳ぎます。

足が沈む原因は頭の位置が高いことにあります。

そのためあえて頭を高く上げることで体が沈み

それを防ぐためにプルの回転率を上げ

キックも細かく早く行わなければならなくなります。

 

<注意点>

背泳ぎ以外は腰に負担がかかりやすいので

腰に爆弾を抱えている人は控えましょう。

また、ヘッドアップは頭が揺れやすいため

揺れないように一点だけを見つめて泳ぐのがコツです！！

 

【クロールのヘッドアップ】

①ゆっくりプルを行わない

実はクロールはヘッドアップでもキャッチとプルがうまくできていると

ピッチを上げなくても沈まずに泳ぐことができてしまいます。

意識的に回転率を上げるようにしましょう。

ストレートアームの方が回転率を速くしやすいです。

 

②頭を揺らさない

クロールは交互にかくため

プルをする度に顔が左右を向いて泳いでしまいがちです。

頭が揺れると体も揺れます。

泳ぐ時は25m先に何か目印を見つけてその一点だけ見て泳ぎましょう。

また、若干顎を引いて上目遣いで泳ぐと首が疲れにくいです。

 

③キックもしっかり行う

①同様、キャッチがうまくできていると

キックをそんなに打たなくても泳げてしまいます。

2ビートのような泳ぎになると体がブレやすいので

軸をしっかり保つためにも細かく早くキックをしましょう。

キックは水面下でOKです。上げ過ぎると腰に負担がかかります。

 

【背泳ぎのヘッドアップ】

①明確に頭を起こす

背泳ぎはスイムの時から若干頭が上がって泳いでいますが

足先を見るように顎をしっかり引いて頭を起こして泳ぎましょう。

疲れて来ると徐々に頭が元の位置に戻ってしまいますので

最後まで頭を起こしておくように意識してください。

 

②キックは細かく早く

クロールよりも背泳ぎのキックはより細かく早く行いましょう。

ヘッドアップをするとエントリーがより雑になります。

特に背泳ぎはブレやすいためキックでブレないようにしましょう。

 

③丁寧さは不要

ヘッドアップは丁寧にエントリーする必要はありません。

わざとバシャバシャと水面をたたきつける必要はありませんが

回転の勢いのままエントリーして速やかにプルに移行してください。

 

【平泳ぎのヘッドアップ】

①バカンス泳ぎにならない

リゾート地で泳ぐように手をガバ―っと広げて

顔だけ出して優雅に泳ぐバカンス泳ぎにならないようにしてください。

同様に平泳ぎっぽいけど手足は同じく多く広げて

勢いのないカエル泳ぎにならないようにもしましょう。

あなたが泳いでいるのは平泳ぎです！！

膝の開き過ぎと大きなプルは回転率を下げます。

しっかり脇を締めて早く早くかきましょう。

 

②頭を沈めない

頭が沈まないように素早いプルを意識してください。

このプルに合わせればキックもついていきます。

 

③のびもしっかり行う

早いプルは行いますが伸びることなく

ガチャガチャかかないように気をつけましょう！！

早い中でもしっかり腕を伸ばしてのびを作るようにしてください。

 

【バタフライのヘッドアップ】

①体が起き上がらないように注意

バタフライのヘッドアップは腕が上げにくく

無理やり上げようとどんどん腰を反らせてしまい

体が水平から起き上がってきてしまいます。

こうなると進むことも立て直すこともできず

立ってやり直ししかなくなるので注意しましょう。

 

②少し外側にプッシュ

本来、スイムはプッシュをしっかり泳がないと

推進力を得られなくなるためかききってほしいのですが

バタフライのヘッドアップでピッチが間に合わず

沈んでしまう場合は

いつもよりもこぶし一つ分外側にプッシュして逃がしましょう。

これによりピッチを上げやすくなります。

 

③キックはリズムよく

バタフライのヘッドアップは一番沈みやすいため

沈まないようにキックを乱雑に打ちがちです。

「トーントン」というリズムは守って頑張りましょう！！

 

④難しかったら無理にやらない

バタフライのヘッドアップは腕力が少ないと沈んでしまいます。

それでも無理に泳ごうとすると

その場でバチャバチャとおぼれているよう見えてしまいます。

泳ぎが雑になり変な癖がついてしまう可能性があるので

1度挑戦してうまくいかない時は

焦らずにスイムで体力腕力をつけてから行いましょう！！

 

【ピッチを上げるヘッドアップまとめ】

ヘッドアップはピッチを上げるために有効な練習です。

ピッチだけでなくキック力もつけることができます。

各種目、注意しなければならないことがあるので

ヘッドアップが泳ぐことが目的にならないように

確認しながら頑張りましょう！！