水泳のターンを簡単に選手並みにする方法!!

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コン助

■水泳歴 30年 ( S1 : 400Ⅿ・200M個人メドレー )
■コーチ歴 6年
■のべ 600人の生徒を指導
■バタフライの指導が得意
■あらゆる視点から『水泳』情報を発信します

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こんにちはコン助です!!

耳の後ろを意識するだけで初心者のターンから

選手のターンに変わります。

見た目だけでなく折り返すスピードも

次の動作へもスムーズに移行できます。

「ターンがうまくできない!!」

ダサくなってしまう人必読です。

 

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【この記事でわかること】

・速くてかっこいいタッチターンのコツ

・初心者のやりがちなタッチターンとは

・初心者ターンのデメリット

・タッチターン練習メニュー

 

【速くてかっこいいタッチターンのコツ】

ポイントは耳の後ろから折り返すことです!!

右手で壁にタッチした後壁に跳ね返されたように

後ろ向きのまま左耳の後ろから水に入ります。

 

(※後ろ向きは真後ろではなく

斜め後ろのつまり左耳の後ろを指します。)

 

後頭部から入ると仰向けのため

背泳ぎになってしまうので気をつけましょう。

その後ストリームラインを作って

壁を蹴り、折り返して行きます。

もちろんクイックターンができる人はそれでいいですが

できない人や平泳ぎやバタフライなど

タッチターンが必要なものがあるので

クイックターンができる人も確認しましょう!!

 

<具体的なターン例>

ここで紹介するのはタッチターンは

背泳ぎ以外で泳いで来たものと

背泳ぎ以外で折り返して行くものです。

これらはタッチしてから同じ動きをします。

具体的には下記です。

・クロールからクロール

・クロールから平泳ぎ

・クロールからバタフライ

・平泳ぎからクロール

・平泳ぎから平泳ぎ

・平泳ぎからバタフライ

・バタフライからクロール

・バタフライから平泳ぎ

・バタフライからバタフライ

※公式大会にはない折り返しの種目も含めています。

 

<この時の目線の動き>

ターンは前(折り返す方向)を見る必要はありません。

むしろ見てはいけません。

このあと詳しく話しますがメリットは皆無です。

タッチした瞬間はまだタッチした壁の方を向いています。

左耳の後ろから水に入るにつれ

正面から左上に向かって目線が動きます。

顔が水に入った時には体も横向きになっているので

目線も横(隣のコース)を見ています。

そこから壁を蹴り進みながら体も下を向け

同時に目線もプールの底へと向きます。

 

【初心者がやりがちなターン】

前(折り返す方向)を向いてから壁を蹴ろうとします。

子供も大人もみんなそうでした。

水泳に慣れていない人はやはり進む方向を見ないと不安だし

進む方向に姿勢が整ってからいざ進もうとします。

この前を向いてからスタートする初心者のターンは

1動作ごと行うのが特徴です。

①タッチして②顔上げて

③振り向いて④顔入れて

⑤壁を蹴る

選手は②③④は同時にやります。

タッチした後は壁を蹴るです。

それが叶うのが左耳の後ろからの入水です。

 

【初心者ターンのデメリット】

①タイムロス

前を向いてから壁を蹴るのは非常に遅いです。

前を向く動作は水に入りながらと

壁を蹴って進みながら行いましょう。

 

②潜れない

初心者のターンの見た目は

前を向いてからスタートもそうですが

潜らずに水面からスタートします。

正しくは潜れずにスタートしています。

 

<なぜ潜る必要があるのか>

水面は波があるため抵抗が強く

せっかく壁を蹴って推進力があるのに進むことができません。

水中は抵抗が少なく壁を蹴った推進力を活かせます。

この時、無駄な動きはせず

蹴伸び、ドルフィンキック、浮き上がりと

スムーズにスイムに移行することが大切です。

スタートはどの種目も潜ることが先決ですが

人は顎や顔面から潜るのは難しいです。

バタフライも頭のてっぺんからじゃないと潜れません。

潜れるのは頭のてっぺんと後頭部です。

耳の後ろはギリギリ後頭部のため潜りやすいです。

しかし前を向いてしまうと

顎か良くて顔面からしか水に入れません。

すると潜れないため水面を進むしかなくなります。

 

③ダサい

せっかくきれいに泳いでいても

ターンで「よいしょ。よいしょ。」と向きを変えて

水面をザバーッと折り返すのはとてもダサく見えます。

 

【タッチターンの練習メニュー】

はじめはタッチして潜るまでと

潜ってから壁を蹴って進むまでに分けて行いましょう。

その後、下記の①②を続けて行います。

 

①後ろに倒れ込む練習

<概要>

左耳の後ろから潜ることに焦点を当てるために

タッチして潜るまでに絞ります。

 

<やり方>

5mラインから壁に向かってスタートし

タッチしたら左耳の後ろから後ろに倒れ込むように

水に入って行きます。

体が水平になるまで体が沈んだらOKです。

 

<どうしても前を向いてしまう人>

・早く潜ろうとしていませんか?

・目線が体より先に動いていませんか?

 

<潜れない人>

・潜る前に前(折り返す方向)を見ていませんか?

 

<ポイント・解決策>

・はじめはゆっくりでいいです。

・タッチの後、タッチした手をまっすぐ上に上げると

体が沈み潜りやすくなります。

 

<合格基準>

一定のスピードで左耳の後ろから潜れれば合格です。

また、視界に折り返す先が入らないようにしましょう。

 

②横向きスタート

<概要>

耳の後ろ(斜め後ろ)から入水したところから始めることで

壁を蹴るまでと蹴ってからの姿勢の練習に集中できます。

 

<やり方>

右手で壁をつかみ両足を壁に付けた状態からスタートです。

左手は下に向けておきましょう。

右手を放すと同時に①の左耳の後ろから水に入って行きます。

潜りながら横を向いたストリームラインを作りましょう。

その横向きのまま壁を蹴ってスタートします。

蹴ると同時に進みながら姿勢を下向きに変えて行きます。

体全体が完全に下を向いたら終わりです。

今回はキックなどほかの動作は不要です。

 

<横向きから下向きに移行できない人>

・キックしてから下を向こうとしていませんか?

・体が反っていませんか?

 

<ポイント・解決策>

・下向きに移行開始するのは壁を蹴ったと同時です。

遅れてしまうと仰向きになりかねません。

・腹筋に力を入れ腰を少し引きましょう。

腰が反っていると下向きになりにくいです。

 

<合格基準>

横向きスタートから5mライン過ぎるまでに下向きになれたら合格です。

 

③ターン練習

①②続けて一連の流れでやりましょう。

ポイントはゆっくりやることです。

早くやろうとする必要はありません。

 

【タッチターンまとめ】

左耳の後ろから水に入ることでスピードも

次の動作も見た目も劇的に変わります。

ターンにおいて折り返す方向を見る必要はありません。

タッチして壁を蹴って進むと同時に姿勢を整え

無駄な時間を作らないようにしましょう!!


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