こんにちはコン助です!!
スピードを出してクロールを泳ぐと
バウンドするみたいに
体が上下に動いてしまうんだ。
結論から先に言うと
腕力があるがゆえに起こる現象だね。
パワーがあることはいいことだから
うまくそのパワーを使えるようにしよう。
【この記事でわかること】
・クロールのバウンドとは?
・クロールでバウンドしてしまう原因
・バウンドしないクロールを泳ぐ方法
選手やマスターズのクラスになると
クロールも泳ぎ慣れて
初心者の泳げない原因にもなる癖とは違って
スピードの妨げになる
その人特有の癖が生まれ始めます。
腕力がある人はバウンドしやすく
パワーを活かしながら
スマートなクロールを泳げるよう指導して来ました。
【クロールのバウンドとは?】
腕の力(パワー)がありすぎることで
プル(かき始め)をした時に体が持ち上がり
プッシュ(かき終わり)する時に浮いた体が沈み
水面を上下しバウンドするような泳ぎになることです。
バウンドすれば水の抵抗を生むだけでなく
せっかくあるパワーの無駄遣いをしていることになります。
【クロールでバウンドしてしまう原因】
腕力⇔体幹、キックのバランスが悪い。
腕の力がありすぎることが
バウンドしてしまう原因です。
しかしパワーがあることが悪いことではありません。
パワーに負けない体幹と
キック力があれば上手にパワーを活かすことができます。
【バウンドしないクロールを泳ぐ方法】
①体の近くの水をかいてみる
パワーがある人は体の遠く
(深いところの水)をかくとたくさんかけて
スピードアップにつながりますが
体幹とキック力が伴っていないと
余計体がバウンドしてしまいます。
いつもかく深さより浅めにかいてみましょう。
体の近くの水をかくほど水が軽くなります。
力が入りすぎないのでバウンドもしにくくなります。
②ローリング(一軸)を強くしてみる
クロールは右手を伸ばしている時は
左回りに45度回転して
左手を伸ばしている時は右回りに45度回転しています。
このローリングを行うことで
右手でかいても左手でかいても
体の中央を手が通るいわゆる一軸の泳ぎ方になります。
体がバウンドしてしまう人は
ローリングを行わない二軸の人が多く
これも短距離を泳ぐに適した泳ぎ方ではありますが
両肩、胸が腕力の反動をまともに受けるため
どうしてもバウンドします。
しっかりローリングすることで
反動を抑えられバウンドしにくくなります。
③頭を少し下げてみる
あごを少し引いて頭を下げることで
上体も下方に傾き体幹に力が入りやすくなり
バウンドを抑えられます。
やり過ぎは逆効果だから
少し傾けるところから微調整をしよう!!
④そもそもパワーを抑えてみる
パワーがありすぎるなら
いっそのこと抑えてみましょう。
短距離の場合最初から最後までフルパワーで泳ぎますが
腕に込める力を弱くして
バランスが取れれば逆に無駄がなくなり
速くなる可能性があります。
なんでもそうだけど頑張るあまり
力が入りすぎていることが
原因ってことがよくあるよね。
でも、パワーは弱めても
テンポは落とさないように気をつけよう。
⑤テンポを落としてみる
④はパワーを抑えましたが
今度はパワーは抑えずにテンポを落としてみましょう。
テンポを上げると雑さが目立ちます。
ゆっくりかけばバウンドも防げます。
1かきを丁寧に且つ力を込めてしっかりかくことで
質が上がりひとかきで進む距離が増える
「量より質」パターンですね。
選手は大きく
質より量パターンと
量より質パターンの2つにわかれます。
質より量パターン:
小柄な選手やパワー系ではない選手
ピッチを上げられる選手
体力がある選手が向いています。
量より質パターン:
技術力があったりパワーがあったり
大柄の選手が向いています。
⑥体幹を鍛える
腕力に負けない体幹があれば
バウンドしにくいです。
体幹を鍛えることは水泳だけでなく
日常生活やダイエットにも効果的ですので
トレーニングに加えましょう。
道具は必要ないし
バタバタ動かないし
どこでもできるからオススメ。
◆体幹トレーニング〈プランク〉◆
両肘、つま先で直線にした体を
支え続けるトレーニング。
難しければつま先ではなく
膝付きからスタートでもOK
腰が反ったら意味ないから
骨盤を前傾して反らないようにしよう。
⑦キック力を付ける
キック力をつけることも有効です。
キックは進むためというのもありますが
水泳のキックは強さだけでなく
柔軟性も必要なのでストレッチも加えましょう。
前ももハムストリング、足首の柔軟性は必須です。
【クロールでバウンドする原因と対策まとめ】
腕力⇔体幹、キックのバランスが悪い。
①体の近くの水をかいてみる
②ローリングを強くしてみる
③頭を少し下げてみる
④そもそもパワーを抑えてみる
⑤テンポを落としてみる
⑥体幹を鍛える
⑦キック力を付ける
パワーがあることは素晴らしいことですが
時としてスピードの邪魔になることもあります。
腕力、体幹、キックのバランスを考え
足りないところは強化または抑えたり工夫して
バウンドしない泳ぎにしましょう!!
コメント